2024年元旦、初日の出を撮りにちょっと南の浜へ
新年あけましておめでとうございます
本年もマップレンタルと、本サイトPintをご贔屓にお願いいたします。
Canon EOS R (105mm, f/10, 1/1000 sec, ISO200)ふと思い立ち、初日の出を撮りに
年末年始のお休み、なんだかんだで生活リズムは乱れてしまいがちなものです。
不肖私めは、年末に飲むやら引っ越し準備やら実家の両親に会うやらいろいろありまして、生活リズムが乱れました。そして元旦の朝はなぜか未明の5時ごろに目が覚めてしまいました。
その時ふと思い立ちました。「初日の出でも撮りに行ってみるだ」
気付いた時にはいつものバッグに愛機の標準ズーム付きカメラを詰め込み、これまたいつもまたがっている自転車で南に進路をとりました。初日の出を撮りに。
我が家の南には人工の浜
釣り人の間では東京湾奥と呼ばれるエリアが我が家の真南・自転車で30分以内で到達できるほど近くにあり、しかも世にも珍しい人口の砂浜が広がるエリアがあります。
私はそこでの初日の出を初めて見に行ったのですが、やはり近隣の人たちと思われる老若男女が集まっており、まだ暗い中待ちわびていました。
特に突堤が人気スポットのようで、みな一様に東の空を向いていました。
そして、私と同じくカメラで撮ろうとする人たちもチラホラいました。
最も厳しい日の出直前
初日の出を見たことのある人には説明不要かもしれませんが、当然真冬の元日は冷え込みが厳しく、当日は比較的暖かだったものの、日の出直前に西から冷たく強めな風が見物人の背後を襲いました。
水面も少し波立ち、皆が肩をすくめる中、東の空がどんどん明るんできました。
しかし、このあたりが長い所。お天道様はなかなかその全貌を現わしてはいただけないものです。
ところで撮影の設定は?
初日の出を撮るテクニック的な説明ですが、カメラやレンズはなんでも良いです。
というのは、初日の出という被写体はものすごく明るいので、ISO感度は200以下で、絞り値もF10~13と小絞りボケが出ない程度にガッツリ絞った方が良いです。これでもシャッタースピードが1/200秒より早くなるので、エントリー機でもハイエンド機でも使い慣れているカメラやレンズで本当にOKなのです
問題は画角ですが、単純に太陽を大きく見せたいなら望遠、風景も収めたいなら広角というセレクトとなります。そうなると標準ズームがまず第一候補となります。
注意したいのがコンデジやミラーレスの場合、長時間センサーに太陽という強すぎる光源を当てることとなるので、実絞りや露出シミュレートなどの機能を活用しレンズで光を絞った方が安全です。
一眼レフの場合はレンズ解放状態のファインダーで直接太陽を見ないよう注意が必要です。
初日の出が顔を出す!
1Km弱先にある防砂林のフチが朝日で輝いてから数分後、ついに初日の出がお目見え!
Canon EOS R (85mm, f/10, 1/1000 sec, ISO200)夜明け前の寒さに耐えた見物人のテンションも最高潮!2024年の幕開けを一様に祝っていました。
はしゃぐ男子中高生グループ、仲間同士で自撮りに勤しむ女性、絆を深める子連れ家族、そしてカメラを構える我らおじさんたち。行動は違えど、袖振り合うも多生の縁、皆で元旦を祝う気持ちがひとつになったように感じました。
日が昇り切った後、ふと振り向き西を見ると、雲一つない空のはるか向こうに霊峰・富士山が小さくも堂々とそびえるさまが見えました。
今回の反省
さて、今回は機材は全て自己所有のものでしたが、悔やまれる点としては標準ズームレンズだったので、肝心の初日の出や富士山を大きく写しきれなかったことです。
「高倍率ズームを用意すればよかった」これが今回の反省点です。
画質が劣ると言われる高倍率ズームですが、10年ほど前からの開発競争を経て作られた現行モデルは性能向上しており、ガッツリ絞る分には過不足なく扱えただろうと思います。
お正月こぼれ話
「あなた、難しく考えすぎ、仕事にのめり込みすぎ」
1月2日、初詣がら神社の近くにあった占い屋さんで手相を見てもらったとき、先生から一言言われてしまいました。
正月休みのさなか、この記事の構想を練っていた私に対するクリティカルなご意見です・・・。
「あんまり考えすぎると周りがついてこれないですよ」とも言われた私ですが、皆さま、今年もよろしくお願いいたします。