GoPro HERO12で撮る車載POV映像
秋も深まり、寒い日が続くようになって参りました。
さて、車が好きな筆者はよく海外のYouTuberの方が運転しながらPOV(Point of view:主観映像)を撮影している動画をよく見ます。
幸い、当店にはGoProの取り扱いがあるので、GoProならできるのではないか?と思い、撮影を敢行しました。
実写編
今回はGoPro Hero 12とヘッドストラップ2.0を使用しました。
全行程の動画は長かったので、芝浦JCT〜レインボーブリッジ〜大井JCTまでの動画をご覧ください。
メリット
GoProならではの機動性を活かして、一眼では撮れないアングルで映像を撮ることができるのはGoProならではの強みだと感じました。
元々スポーツなどのPOV動画を撮影するのに適しているので、このような用途にはもってこいだなと思いました。
加えて、センサーが一眼より小型ではあるものの、高感度の画質低下もそこまで気にならないのも良い点だと思いました。
デメリット
一つ目は、手ぶれ補正であるHyperSmoothがONになっていたのにも関わらず(デフォルトでONです)、頭の細かな動きや路面の段差を乗り越えた時の揺れが映像に反映されてしまっているのがやや難点だなと感じました。乗った車がやや乗り心地の悪い(諸説あります)とされる車だという問題に加え、頭にベルトで固定している以上頭の揺れは完全には抑え切れないのですが、海外のYouTuberさんは一体どのように解決しているのでしょうか…?気になるところではあります。
二つ目は、他には、冬場にも関わらず熱暴走で録画が停止してしまったり、電池の消耗が早いのは難点だと思いました。ただ、後者はモバイルバッテリーからUSB-Cで給電することで解決できます(ただし5V・2A=10W以上の出力が必要となります)。
加えて、ドライビングポジションと視界の問題もあります。CX-30のようなヘッドクリアランスが少ない車だと背の高い方だと頭に当たりますし、筆者(身長169cm)でもギリギリの高さでした。ということはカメラを前方に向けたとしても、半分近くバイザーが被ってしまい、ちゃんと視界が映らないという問題があります。解決策として、シートを一番下まで下げてようやくカメラの視界が確保されました。
また、カメラの向きの微調整も難しかったのですが、GoPro QuikというアプリでBluetooth接続を行うことで、プレビューをスマホから確認できることがわかり、途中からそれを試しました。
まとめ
自分の視点という主観的な視点から、運転した後に運転中の様子を客観的に見られるという意味では、一種の新鮮なツールのように感じられました。
ただ、このような用途を想定してGoProが作られているかは不明なので、揺れや視界の調整といった部分もありましたが、興味深い体験にはなりました。
運転好きの方、お試しになってはいかがですか?