一眼レフカメラは自分で設定を細かく変えて撮るのが醍醐味だと思いますが、それには理屈と経験が必要で初心者にとってすぐにどうこうできるものではありません。
いつかはそうなりたいと思いつつ、まずはカメラ任せのオート設定で撮ったらどうなのか。何もわからないけどとりあえず「一眼レフカメラ」で撮ってみたらどうなのか。
そんな目線でお届けするレポートです。
今回はPENTAXのAPS-CカメラK-70です。
PENTAX K-70
プロカメラマンによる外観スタジオショット。さすが、カッコいいです。 ボディの左手側、向かって右側に張り出しがなく使いづらいかと思いきや、縦にした時にレンズに手を添えながら左手に載せられるので安定して使いやすかったです。
- センサーサイズ: APS-C
- 有効画素数: 約2424万画素
PENTAX DA18-135/3.5-5.6ED AL[IF]DC WR
- 焦点距離 (35ミリ判換算値) : 27.5-207mm
- 開放絞り値: F3.5-5.6
どんな写真が撮れるか、実際の撮影データでご覧ください。
いわゆるJPEG撮って出しで、リサイズ以外は加工処理していません。
撮影日は日差しの強かったので露出補正を行なっています。
作例
バラの花
ピンクの色も綺麗でピントもバッチリ合っていて気持ちよく撮れました。
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
カタクリの花
背の低い下向きの花なので、バリアングル液晶が重宝しました。
PENTAX K-70 (135mm, f/7.1, 1/400 sec, ISO200)
露出時間 1/400 / F値 7.1 / ISO 200 / 露出補正 -1 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
露出時間 1/320 / F値 6.3 / ISO 200 / 露出補正 -1.7 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
紫も黄色も綺麗に出ています。
露出時間 1/500 / F値 10.0 / ISO 200 / 露出補正 -1.7 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 -0.7 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
椿の花
日差しの強い日だったので垣根の日陰側に回り撮影しました。コントラストが高くなりすぎず、色も質感も綺麗に出たと思います。(あくまでカメラ任せです)
PENTAX K-70 (53mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO200)
露出時間 1/160 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 79 mm
神代植物園多様性センターに行ってきました。
ヨコハマヒザクラ
逆光側から撮影したところ、陰影が綺麗に出たと思います。
PENTAX K-70 (88mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)
露出時間 1/250 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 132 mm
ムクドリ
集団でエサをついばんでいました。
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO200)
露出時間 1/400 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
ツクシ
PENTAX K-70 (53mm, f/4.5, 1/200 sec, ISO100)
露出時間 1/200 / F値 4.5 / ISO 100 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 79 mm
望遠マクロもうまくいったと思います。
PENTAX K-70 (100mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO100)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 100 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 150 mm
水生植物も水の感じもいい質感で撮れました。
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO400)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 400 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
同じ写真からピクセル等倍で切り出してみたところ、解像感もありしっかり写っていると思います。
露出時間 1/250 / F値 7.1 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 117 mm
PENTAX K-70 (78mm, f/7.1, 1/250 sec, ISO200)
露出時間 1/250 / F値 7.1 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 117 mm
ピクセル等倍で切り出しました。
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO200)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 400 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 172 mm
PENTAX K-70 (135mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO800)
露出時間 1/200 / F値 5.6 / ISO 800 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
PENTAX K-70 (135mm, f/6.3, 1/320 sec, ISO200)
露出時間 1/320 / F値 6.3 / ISO 200 / 露出補正 -1.3 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
PENTAX K-70 (18mm, f/10, 1/125 sec, ISO100)
露出時間 1/125 / F値 10.0 / ISO 100 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 27 mm
深大寺も撮ってみました。
HDR撮影にトライしたところ、陰で暗くなるはずの屋根の下もちゃんと写っています。
PENTAX K-70 (28mm, f/5.6, 1/1000 sec, ISO800)
露出時間 1/1000 / F値 5.6 / ISO 800 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 42 mm
※一部モザイク処理しました。
PENTAX K-70 (48mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO100)
露出時間 1/125 / F値 5.6 / ISO 100 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 72 mm
露出時間 1/250 / F値 5.0 / ISO 200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 90 mm
露出時間 1/200 / F値 22 / ISO 3200 / 露出補正 0 / 焦点距離 35mm換算 202 mm
ISO3200だとちょっと画質は荒れますが十分きれい、フィルム的で違和感がないという声もありました。
いかがでしょうか。カメラ任せでも十分に綺麗な写真が撮れました。
何より写真を撮ることが楽しめました。
- 左側ボディの張り出しが無いのは縦に構えたときに持ち手が安定する。
- ピントはキッチリ合うし、手振れ補正も強力なので綺麗な写真が撮れます。
- 色の再現性、ノリも良い。
- 光の感じも良い。
- ピクセル等倍でも解像感が得られる。
- ISO3200は常用画質。
借りたその日から知識がなくても”それなりに”綺麗な写真が撮れます。
まずは手軽にレンタルで試してみませんか。