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基礎知識

【初心者でも分かるカメラの基礎知識10】雪の日にはカメラを持って出かけよう

基礎知識

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先日、東京に雪が降りました。

ひと冬に1回あるかないかの大雪でだったので、カメラを持って写真を撮影してきました。

 

 

撮影にあたってこちらのYouTube動画を参考にしました。

https://youtu.be/K3J7s2FbOLk?si=DmZjpg-hMuv_FNEO

 

この動画によると、雪撮影のポイントは大きく4つ。

・内蔵のフラッシュでは光量が弱いので、外付けのストロボを使用する

・より雪を大きくぼかすために、F値は開放

・明るい日中だと雪が写らないので、夕方など薄暗い時間がベスト

焦点距離100mm程度で、やや離れた被写体にピントを合わせる

 

ということで、早速実践しました。

 

 

新宿駅の駅標です。

雪がかなり降っているのですが、ストロボ無発光だと全く写りません。

SONY ILCE-6400 (49mm, f/4, 1/160 sec, ISO1600)

 

同じ条件で、ストロボを発光させると…

SONY ILCE-6400 (49mm, f/4, 1/160 sec, ISO1600)

 

降る雪にストロボの光が反射し、丸く雪が写るようになりました。

ホワイトバランス(周囲の光に応じて写真の色を補正する設定)は5400Kに設定しています。

ホワイトバランスは、ケルビン数が大きくなれば黄色みが増し、小さくすると青みが増します。

撮りたいイメージに合わせて調節してみてください。

 

 

焦点距離や、ストロボの光量によっても雪の写り方が変わってきます。

広角よりも望遠の方が被写界深度が浅くなる(ピントが合って見える範囲が狭くなる)ため、ぼけが大きくなる傾向があります。

望遠で、離れた被写体にピントを合わせることで、カメラと被写体の間に降る雪が丸くぼけます(前ぼけ)。

雪がレンズに近ければ近いほど大きくぼけます。

 

あくまでも個人的な感覚ですが、ストロボの光量に関しては、光量が大きい方がはっきり大きく写りました。

 

感覚がつかめてきたら、あとはとにかく撮るだけです。

広く風景を写すのもよし、

SONY ILCE-6400 (50mm, f/4, 1/100 sec, ISO1250)

SONY ILCE-6400 (18mm, f/4, 1/100 sec, ISO1250)

 

望遠にして、大きく雪をぼかしてみるのも。

SONY ILCE-6400 (105mm, f/4, 1/125 sec, ISO1250)

SONY ILCE-6400 (105mm, f/4, 1/125 sec, ISO1250)

 

雪の積もった木やものをクローズアップするのもよし。

SONY ILCE-6400 (105mm, f/4, 1/100 sec, ISO1250)

SONY ILCE-6400 (59mm, f/4, 1/160 sec, ISO1600)

 

雪が積もった日は、いつもの街が違う景色になります。

寒くてすぐ帰りたい気持ちをちょっとだけ我慢して、いつものカバンにカメラとストロボを入れて出かけてみましょう。

いつもと違う写真と巡り合えます。

撮影の際にはカメラが濡れないように水対策をお忘れなく。