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キレイに撮ろう花火大会!いつものカメラ+αでバルブ撮影に挑戦

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今年も花火大会がやってきた!

Canon EOS R (24mm, f/10, 16 sec, ISO200)

夏といえば花火ですよね。
花火大会当日は、開催地までの公共交通機関がごった返し、会場周辺には屋台がならび、楽しい雰囲気が満載で、そして花火が始まれば会場や周辺地域が盛り上がります。
そんな花火の思い出を楽しくキレイに残すには?

花火撮影の重要ポイント3か条!

1つ:最低限必要なのは三脚とレリーズ、そしてカメラ
2つ:レンズやカメラは高級品でなくてもOK
3つ:重要なのはシャッタ開放時間、バルブで5秒~20秒開放

花火撮影で重要なのは長時間露光です

カメラはこだわらなくてよい?

筆者が愛用しているカメラは旧めのEOS R と、レンズは標準ズームのRF24-105mm F4Lです。
カメラは後述のように高感度を必要とせず、開放F値もそこまで気にする必要はなく、標準レンズキットでも十分です。
ただし、後述のバルブ撮影のためレリーズと三脚は必要となります。
標準ズームのほか、会場から撮る場合はより広角なレンズ、会場外だと望遠レンズがあると良いでしょう。

一例:α6600 高倍率ズームレンズキット F値の暗いキットレンズでもOK

サインは「B」花火撮るならバルブ撮影

キレイに花火を撮るには任意の時間シャッターを開けっぱなしにする「バルブ撮影」をしましょう。
基本的にカメラの露出モードで「B」と表記されているのがバルブモードで、5秒~20秒ほどシャッター開放します。
F値は10~13前後、ISO感度は100~200前後となります。

花火を「花」のように撮った1枚。ISO200、F10、16秒、ND4使用

三脚は頑丈さと移動のしやすさで選ぶ

三脚はあまり高価な物である必要はないのですが、耐荷重3kg程度で風や不意の衝突に耐えられるくらいの重量と頑丈さは必要です。逆に大きな三脚は電車等での移動時に不便なので、持ち運びやすさも重要なポイントです(使えない会場もあるので、各会場の開催概要を確認ください)。

SLIK エイブル300EX、耐荷重約 4.0 kg。アルミ製でスタンダードなサイズの三脚

Leofoto LS-225C+LH25 カーボン三脚+自由雲台。耐荷重4 kg、コンパクトなカーボン三脚で、座席など狭いスペースに対応。

バルブ撮影のキモ、レリーズ

バルブ撮影で必要となるのがレリーズという機材。これは、カメラ本体から離れた所でシャッターを切るスイッチで、三脚撮影時に遠隔操作したり、カメラ本来でシャッターを切るときに生じるわずかなブレを防ぐためのものです。
当店マップレンタルでのレンタル料として、概ね300~500円/1日というリーズナブルなものです。なお、下記は一例で、カメラによって対応するレリーズが異なりますので要注意。

 

備えて安心、ND4フィルター

現代のデジタルカメラはISO100以下に下げることが難しく、絞り過ぎると小絞りボケ(回折現象)が起こります。
必須ではないですが、減光効果のあるNDフィルターがあれば余裕をもった長時間露出で多くの花火を写し込めます
花火撮影の基準となるフィルターはND4で、作例撮影時は常時使っていました。

ISO200、F10、21秒。花火の長時間露出にはND4フィルターが安心。

購入して用意していただきたいグッズ

ほかに花火撮影に必要なものは以下となります。レンタル品で扱いがないのでご注意を!

黒うちわ:花火を撮るときに重要なアイテムです。100均で「応援うちわ」などという名称で売っていますが、無ければ黒いテープをいらないうちわに巻きつけたり、それっぽい他の道具でもOKです。

黒うちわ、本来は推しのアイドルやスポーツ選手への応援メッセージを書くものです。

こんな感じで手動シャッターのイメージで使います。

黒うちわを使い26秒の長時間露出で花火を重ねて撮影

レインカバー:夏は夕立など急な雨に見舞われる場合があります。使い捨てのカメラ用レインカバーがあると安心です。併せて水滴を拭くタオルも用意しましょう。

こういった使い捨てのレインカバーがあると安心です。

また、安全のために手持ちライトや虫よけスプレーも用意しましょう。

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