SONY FE135mm F1.8 GMで撮影する彼岸花ポートレート
今回は彼岸花ポートレートを撮影してきたのでその模様を紹介する。
前回はSONYのFE85mm F1.4 GMを使用した撮影を紹介したが今回はFE 135mm F1.8 GMを使用して撮影を行う。
どちらのレンズもポートレートレンズと呼ばれているが、今回の撮影では画角をより圧縮して彼岸花の密度を上げたいとの考えで後者を選択した。
SONY ILCE-7M3 (85mm, f/1.8, 1/200 sec, ISO100)
まずこちらが85mmで撮影した一枚。花壇を挟んだ通路からの撮影だったためモデルに寄れていないほか、花の密度が小さく、歪な印象を受ける。(135mmの画角に合わせて光源をセットしているためソフトボックスが入っている。)
SONY ILCE-7M3 (135mm, f/1.8, 1/200 sec, ISO100)
次にこちらが135mmで撮影した一枚。モデルに寄れているほか、花の密度も十分にあり被写体以外の情報を少なくすることができている。また、モデルの全身写真の状況でも髪の一本一本まで繊細に描写する表現はG MASTERを使うからこそ叶う表現のように思われる。
SONY ILCE-7M3 (135mm, f/1.8, 1/160 sec, ISO800)
こちらは前からの光に加えて後ろからも光源を入れてクロスライティングで撮影した一枚。モデルにエッジが出るほか、フルカラーLEDを用いることで彼岸花に対しても印象を追加で付与することができる。
撮影する環境の空気感であったりモデルとのコミュニケーションを重視する撮影では85mmでの撮影が適していると思われるが、今回の撮影のように風景を圧縮したい場合や被写体を引き立てたい場合は135mmが適しており、諸条件を加味した上でのレンズ選択が撮影者にとっての重要な判断となる。