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Inter BEE2023 恐竜的進化をとげるバッテリーとLED
近年リチウムイオンバッテリーとチップオンボード式LEDの進歩が止まらない。
大光量と長時間の撮影が可能になるという恩恵を撮影業界は多く受けている。
この記事ではそんなバッテリーとLEDの話題にふれる。
大容量化が止まらないVバッテリー
ゼンツリー・Monster390Whの登場に触発されてか、各社から300Wh超のモデルが続々発表された。
IDXブースにはCORE SWX社製のHLX MAX、ハイロードタイプAPEXに367Whモデルが登場。APEX360は照明機材に特化している。
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24A連続出力可能で照明機材に最適なAPEX360
開発中ではあるがIDX製のBマウント用360Whモデルも登場。同社は安全性確保に余念がなく、発売は少し先になりそうだ。
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アリ社が推奨するバッテリー規格BマウントのIDX製品
NEPからも310Whモデルが登場。さらに小型化した2連チャージャーも登場。近年放送用途だけではなくシネマカメラや照明電源としても需要が高まるVバッテリーの運用がより手軽になりそうだ。
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NEPのLi-DH310Sは25A 300Wまで出力可能
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マルチ出力ターミナルと両面から充電できるNEPのVバッテリー用充電器
NEP 2023年9月版 新商品情報PDF |
アプチャー、ナンライトから2000W超のLED登場
今年アプチャーとナンライトから2000W超のモデルが出展された。
高出力モデルの注目機種は、アプチャーから登場したエレクトロストームXT26で、G/M調節可能なバイカラータイプで2600Wの出力。電子接点付きマウント採用で展示機には電動フレネルが装着され、20m以上先の壁面に強力照射を行っていた。
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電動フレネルを装備したエレクトロストームXT26
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フレネルにより幕張メッセの広大な壁を直径10mほどの広さで照らしていた
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強大な光量なので注意書き付きで展示を行っていた
大規模な屋外撮影やイベントなどに対応できそうだ。兄弟機としてフルカラー1500WのCS15も展示され、こちらには電動ヨークが装着されていた。
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電動ヨーク付きのエレクトエレクトロストーム
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台車つきの大きなコントローラ。灯体の出力はもちろん電動アクセサリーの操作も可能
電動のフレネルやヨークは付属コントローラやDMXで操作可能。
Electro Stormシリーズ
ナンライトからはEvoke 2400Bが登場。こちらもバイカラーでG/M調節可能な電子接点付きマウントモデルとなる。
大手スタジオへの導入実績が多いナンライト高出力モデルに大型新人の登場となる。
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Evoke 2400Bにも電子接点付きマウントが装備されている、対応アタッチメントの登場が待たれる
LEDカラーモデルも多彩
ナンライトからはPavoTube II 30Xが展示された。ピクセルコントロールが可能となり、さらに自由な演出が可能となる。前モデルと同じくバッテリー内蔵式。
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ピクセルコントロールが可能なPavoTube II 30Xのデモンストレーション
NANLITE PavoTube II 30X チューブ型撮影用ライト RGBライト LEDライト
フォトディオックスからは折り畳み式パネルライトFDFLフラッグライトが登場。210Wの出力で、中折れ式により携行性と設置の効率性を両立させている。
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FDFLフラッグライトはボックスを装着すれば滑らかな光源となる。
変わり種として、KPIブースより新規取り扱いブランドLightstarのAIRLITE BALLOONというモデルがあり、ランタン型ソフトボックスを空気膨張させて展開する。撮影効率を向上させるアイディアだが、100万円以上のモデルもあり、大型スタジオ向けとなりそうだ。
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AIRLITE BALLOONはランタン状のソフトボックスが空気により自動膨張する
リップタイの結束バンドが「結束バンド」とコラボ
いわずもがな撮影現場にはケーブル類が多く、安全性確保や収納時に結束バンドが必要となる。
マジックテープ式結束バンドの銘品、リップタイは人気漫画・アニメ作品『ぼっち・ざ・ろっく』で主人公らが結成するバンド「結束バンド」とコラボした商品を発表し、若い来場者から注目を集めていた。現場で使えばスタッフの結束力がアップする(かも)。
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「陰キャな私はぼっちちゃんに共感しがちなんですよ」(筆者談)
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