【初心者でも分かるカメラの基礎知識7】焦点距離
焦点距離とは、レンズからイメージセンサーまでの距離をいいます。
数字が大きくなればなるほどより遠くの被写体を大きく写すことができます。
同じ場所から焦点距離を変えて東京駅を撮影しました。
SONY ILCE-7M4 (24mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
24mm
SONY ILCE-7M4 (50mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
50mm
SONY ILCE-7M4 (105mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
100mm
SONY ILCE-6400 (105mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
157mm(APS-C機105mmで撮影)
各レンズは焦点距離別に大きく3つに分類されます。
- 標準レンズ
30mm〜70mm程度の焦点距離のレンズが「標準レンズ」にあたります。
およそ50mmが人間の視野に最も近いといわれており、その近辺をカバーできる扱いやすいレンズです。
SONY ILCE-6400 (30mm, f/2.2, 1/160 sec, ISO2500)SONY ILCE-6400 (30mm, f/2, 1/50 sec, ISO2000)
これらの写真は、30mm(フルサイズ換算45mm)で撮影しました。
人間の視野に近く、テーブルの上のカップなど、小さいものをクローズアップすることも、少し引いて広角レンズのような使い方をすることもできる、日常使いしやすい焦点距離です。
- 広角レンズ
30mm以下のレンズで、肉眼よりも広い視野で撮ることができます。その中でも特に画角の広い20mm以下のレンズを「超広角レンズ」と呼びます。
風景撮影に用いられたり、大きな建築物でも写真に収めることができます。
SONY ILCE-7CM2 (14mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
都庁のすぐ前から撮影。標準レンズでは建物全体を収めるのは難しいですが、超広角レンズなら上下きっちりと収まり、大きさとインパクトを感じる一枚に仕上がります。
SONY ILCE-7CM2 (14mm, f/5.6, 1/125 sec, ISO1000)SONY ILCE-6400 (18mm, f/20, 1/125 sec, ISO200)
しかし、広角レンズは周辺が外に向かって歪むので、画面端に人の顔などを入れないように注意しましょう。
- 望遠レンズ
おおよそ70〜135mmのレンズを「中望遠」、それ以上のレンズを「望遠レンズ」といいます。望遠レンズは、かなり遠くにある被写体でもぐっと引き寄せて大きく映すことができます。
イベントや動物撮影など、被写体との距離を詰められないシチュエーションでもよく使用されます。
SONY ILCE-6400 (105mm, f/4, 1/125 sec, ISO200)SONY ILCE-7CR (400mm, f/8, 1/500 sec, ISO160)
というように、各レンズで適したシーンが異なりますが、最初の1本にはやはり扱いやすい標準レンズがおすすめです。
そこから景色を撮るのか、人物を撮るのか…各スタイルに合わせてレンズを買い足して行くのがいいでしょう。
マップレンタルでは各社様々なレンズを取り揃えているのでお試しに最適です。
カタログスペックだけでは分からない使用感も購入前に確かめることができます。
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