【初心者でも分かるカメラの基礎知識13】猫撮影のコツ
私達に癒やしを与えてくれるペット。
カメラを買った理由のひとつに「ペットを綺麗に・可愛く撮りたい」という人も多いのではないでしょうか。ということで今回は、猫の撮影方法をご紹介します。
高円寺にある保護猫カフェ「拝啓、ねこ様」で撮影させていただきました。
★レンズ選び
レンズは30〜50mmの単焦点レンズがおすすめです。
明るいレンズを使うことで、背景のぼけた、ふわっとした印象の写真を撮ることができます。
人間が普段見ている画角と近いのが50mmです。一歩ぐっと近づくと猫の身体がバランスよく収まります。
SONY ILCE-6400 (30mm, f/1.4, 1/200 sec, ISO320)SONY ILCE-6400 (30mm, f/1.4, 1/200 sec, ISO100)
周辺の景色を少し入れ込みたい場合は30mmを選ぶといいでしょう。
NIKON Z 8 (120mm, f/4, 1/200 sec, ISO2200)NIKON Z 8 (35mm, f/1.8, 1/200 sec, ISO800)
NIKON Z 8 (35mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO125)
★フォーカスモードはAF-Cで
F値を最も小さくして絞り開放で撮ると、被写界深度(ピントが合う範囲)が狭くなります。その上動物はせわしなく動き回るので、フォーカスを合わせるのが難しいです。
フォーカスモードはAF-Cで、動物に特化したAF機能があれば併せて使いましょう。
※フォーカスモードの違い
[AF-S]
シャッターボタンを半押しして、ピントが合った時点でピントは固定されます。風景やスナップなどの止まっている被写体での使用をおすすめします。
[AF-A]
被写体の動きに応じて、カメラが判断して[AF-S]と[AF-C]を切り換えます。
[AF-C]
シャッターボタンを半押し中、ピントを合わせ続けます。スポーツ撮影や動物など、動いている被写体での使用をおすすめします。
ソニーHPより引用:
https://support.d-imaging.sony.co.jp/support/tutorial/ilc/ilce-6600/ja/01.php
SONY ILCE-6400 (30mm, f/1.4, 1/200 sec, ISO320)
★猫の視線になって
床にカメラがつくぐらいぐっと下げて、猫の視線と合わせてみましょう。
SONY ILCE-6400 (30mm, f/1.6, 1/200 sec, ISO200)SONY ILCE-6400 (30mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO3200)
★一歩離れてズームレンズで
少し距離を取ってズームレンズを使うと、自然な表情を写すことができます。
ピントも比較的合いやすいので、初心者の方にもおすすめです。
NIKON Z 8 (120mm, f/4, 1/125 sec, ISO1250)望遠側で撮ると、暗い(F値の高い)レンズでも背景をぼかすことができます。
NIKON Z 8 (120mm, f/4, 1/200 sec, ISO2500)NIKON Z 8 (120mm, f/4, 1/125 sec, ISO11400)
★おもちゃも活用してみよう
いい写真を撮りたくて粘っても、なかなか猫がカメラを見てくれない時もあると思います。
スタッフの方によると、雑誌などの撮影では子どもを撮る写真館のようにアシスタントが猫じゃらしで注意を引き、そのすきにカメラマンが写真を撮るそうです。
苦戦している人は誰かに協力してもらうのもいいかもしれません。
今回お邪魔したのは高円寺の保護猫カフェ「背景、ねこ様」でした。
人懐っこくて可愛い猫ちゃんがいっぱいの癒やし楽し空間です!
気になった方ぜひ訪れてみてください!
背景、ねこ様
https://aboutme.style/haikeinekosama
杉並区阿佐谷南1-33-5 Veris Build 3F