GoPro HERO12
いまやすっかりアクションカメラの標準機である。
かんたんに(すこし風変わりな)レビューをしてみよう。
いままでのGoPro、たとえば11から比べても全般にアップデートされたが、
手ぶれ補正の精度がすごいのでジンバルなんか要らないのではないかとさえ感じる。
少なくとも被写界深度の浅い「シネマティック」な画を求めなければこれで事足りそうだ。
しかしあまりに滑らかすぎるので躍動感、ライブ感を損ねる可能性がある。
気に入らない人は補正をオフにするか、補正の加減ができるから予めテストして設定を確立すべきだ。
それから特にバッテリーのもちが良くなったように感じられる。
室温25度の室内で、1080でタイムラプスをやったときは2時間近くバッテリーが持った。
さすがに4k以上で撮ると減りが早いし、熱も持つのでもう少し短くなるけれど。
1時間程度の撮影なら付属バッテリーでなんとかなるであろう。
一方、旅のお供などに漫然と扱う場合は予備バッテリーあるいは
バッテリーグリップのVoltaをもちいたらよい。
GoProはカメラとして持ちやすい形状ではないのでVoltaはちょうどよいだろう。
GoPro HERO12 Black (2.71mm, f/2.5, 1/158 sec, ISO100)写真も撮れる。
考えようによれば超小型の超広角カメラなので楽しい。
だがHDRだけは適当に構えるとブレやすくていけない。
いつのまにかスマホが動画をとれるようになり、それもシネマチックを志向しだして久しいが、
アクションカムの存在はより一層「カメラ」として王道に進歩している。
ほかにも選択肢は数多くあるけれど豊富なアクセサリの存在であるとか、優秀なアプリもある。
いつでも、どこでも、どんなときにも、
GoProは超広角で空間を記録する。