
雨撮影が楽しくなるOM-1 Mark II
雨の日はなんだか気分が浮かない方が多いかと思います。
気分転換に写真を撮りに行こうにも、決して写真に向いている天候でもないのがまた悲しいところです。
しかしながら、世の中には防塵防滴仕様のカメラが存在します。
今回はカメラの防塵防滴について紹介しつつ、実際に雨の中使用したレビューをお送りします。
OM SYSTEMのカメラの強みとは
OM SYSTEMのカメラは、大手メーカーで唯一防塵・防滴保護等級IP53を謳っているのが大きな特徴です。
今回使用したOM-1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROの他に、OM-1、OM-5のボディ2台とレンズ9本・テレコン2本がIP53に対応しています。
IP53とは、国際電気標準会議(IEC)の規格に基づき、「有害な影響が発生する粉塵が中に入らない」かつ「垂直から60度以内の水滴による影響を受けない」ということを意味します。
ざっくり言うと、「横から吹き込んでくる雨にも耐えられる性能」ということです。
他のメーカーでも、「防塵防滴」を謳うメーカーは数多くあれど、ここまで明確な規格に基づいた基準を公開しているのはOM SYSTEMのみです。
雨の中のスナップ
実際に撮ってみました。撮影地はマップレンタル周辺の新宿駅西口界隈です。
使用した機材の組み合わせはOM-1 Mark IIとM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(以下12-100mm)です。

外国人観光客がよく写真撮影しているヨドバシ前にて。ネオンが反射して印象的な光景を作り出しています。
12-100mmの大きな特徴が、高倍率ズームにしては使いやすさに配慮された35mm換算24mmスタートであるということです。
そのため、こちらの写真のようなパースを効かせたダイナミックな写真を撮影することができます。
かと思えば、圧縮効果を応用してこのような写真を撮ることもできます。
この写真はシャッタースピードを1/4秒に設定し、歩行者と電車の動きをダイナミックに表現しました。
単調になりがちな望遠写真ですが、このように動きを加えることで一風変わった写真に仕上げることができます。
もう一枚、望遠を生かして写真を撮影しました。

車のヘッドライトが反射し、傘を差した人が行き交う横断歩道にアクセントを加えています。
いくつか撮影した写真をご紹介します。
よく言われることとして、「マイクロフォーサーズはボケない」という言説があります。
しかしながら、絞り開放で撮影し、なおかつ被写体(この場合はガラス)に寄ることで、豊富なボケを得ることができます。

玉ボケも周辺部まできっちり丸いです。
こちらのアジサイの写真も、やや望遠気味で撮ることで綺麗なボケを得られます。
最大撮影倍率が高く、近接撮影に強いのもこのレンズの特徴です。
まとめ
今回感じたこととしては、IP53という圧倒的な信頼感が、雨の中でもガンガン使ってみようという気持ちにさせてくれる、とても心強い機材であると感じました。
実際、横から吹き込んだ雨でレンズ・カメラともにびしょ濡れになりましたが、一度も誤作動を起こすことはありませんでした。
加えて、マイクロフォーサーズ特有の取り回しのよさが、雨という限定された環境の中で使用するにあたって、大いに活きるのではないかと感じました。
ボディ+高倍率ズームはフルサイズミラーレスであれば余裕で1.5kgを超す構成ですが、今回試した構成は1160gにとどまります。加えて、サイズ感も一回り小さく感じました。
片手で傘をさしながら片手でカメラを持つというシチュエーションも多い雨の中ですが、重いカメラを片手で持つのは心もとないこともあります。そんな中、マイクロフォーサーズ特有の軽さと強力な手振れ補正機構に助けられたシチュエーションも多くありました。
いっぽう、気になった点としては、電池の消耗がやや早いところでしょうか。
1時間あまりの撮影で20%バッテリーを消費したため、1日通しでの撮影はやや難しいのではないかと考えられますが、USB-CとUSB PDに対応しているので、モバイルバッテリーから充電することも可能です。
これからの雨の季節、防塵防滴のカメラを持って、雨の降る街に出てみるのはいかがでしょうか?
ぜひお試しください。
⚠注意⚠
あくまで防塵防滴であり、防水ではないことにご留意ください。
雨の中使用したことによる故障が発生した場合、本ブログは一切責任を負いかねます。
今回使用した機材