復活!花火大会 いつものカメラ+αでバルブ撮影に挑戦
皆さま、「黒いうちわ」を見ると何を連想するでしょうか?
100均や雑貨店に売っているそれは、主にアイドルライブで推しの名前や声援を書くものとして用意されていますが、写真に詳しい人に言わせれば「花火だな」となります。
花火大会が、戻ってきた!
夏と言えば花火大会です。
例の感染症により数年間行われなかった類の催しですが、今年はついに多くの大会が復活しました!
家族連れやカップルといった多くの人々の楽し気な雰囲気の中、黒く大きなカメラ機材一式を持った陰キャの私めがはばかりながらも撮ってまいりました。
これが花火撮影の成功例
今回撮ってみて、一番良い感じだった作例がこちら。
F値:11、シャッタースピード:5秒、ISO:125、ND4使用となります。
ちなみにカメラとレンズ・三脚は私物でレリーズとND4フィルターはお店でレンタルしました。こういうめったに使わないちょっとした機材を借りる場合、レンタルはありがたいです。
サインは「B」花火撮るならバルブ撮影 レリーズと三脚は必須
キレイに花火を撮るには数秒間シャッターを開けっぱなしにする「バルブ撮影」をしましょう。
基本的にカメラの露出モードで「B」と表記されているのがバルブモードのことで、シャッターボタンを押すと任意の時間シャッターを開きっぱなしにできるモードです。
この時必要となるのがレリーズという機材。これは、カメラ本体から離れた所でシャッターを切るスイッチで、三脚撮影時に遠隔操作したり、カメラ本来でシャッターを切るときに生じるわずかなブレを防ぐためのものです。
当店マップレンタルでのレンタル料として、概ね300~500円/1日というリーズナブルさです。なお、下記は一例で、カメラによって対応するレリーズが異なりますので要注意。
三脚はあまり高価な物である必要はないのですが、耐荷重3kg程度で風や不意の衝突に耐えられるくらいの重量と頑丈さは必要です。(使えない会場もあるので、各会場の開催概要を確認ください)こちらもレンタルで扱っています。
そのほかに必要なもの
三脚とレリーズ以外で花火撮影に必要なものは以下となります。
・カメラ一式:開放F値はそこまで気にする必要はなく、レンズキットでも十分です。
・黒うちわ:花火を撮るときに重要なアイテムです。100均で「応援うちわ」などという名称で売っていますが、無ければ黒いテープをいらないうちわに巻きつけたり、それっぽい他の道具でもOKです。
・NDフィルター:必須ではないですが、花火が明るすぎる時に備えあると良いです。
また、安全のために手持ちライトや虫よけスプレーも用意しましょう。
撮り方
花火を撮るテクニックとしては、冒頭にも書いた通り黒うちわを使うのが定番です。
手順としては
1 打ち上がる前にうちわでレンズを塞ぎ、シャッターを開放する。ピントはMFで位置を固定
2 打ち上がってからうちわを外す。
3 花火が開ききったらレンズをうちわで塞ぎ、シャッターを切る
つまり、黒うちわはシャッターの代わりとなります。
・・・ということを一応は知識としては知っていたのですが、いざ実践してみると最初タイミングをつかむのがやや難しく、最初の数発はうまく撮れませんでした。
あと、人ごみの中確保した場所は木でやや見えづらい場所でもありました。早めの場所取りは重要です。
花火の連発回数が増すと、露出オーバーになる場合があります。そういう場合NDフィルターを使うと画が閉まって良い結果が得られました。
あなたの、皆様の【推しの店】へ
私が言った花火大会では、音と花火を合わせるという演出が行われました。その中で、今年話題となったTVアニメ「【推しの子】」OPの「アイドル」が用いられ、横浜の空が同作のメインキャラの一人・星野アイ風の色で染まりました。
それを眺めながら、マップレンタルも皆様の【推しの店】になったらいいなとふと願いました。
皆様、何卒ごひいきに、よろしくお願いいたします。