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秋の旧安田庭園でフィルターワークを試す

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ある晩秋の晴れた日。フィルターを数種類持って両国の旧安田庭園へと向かいました。
フィルターワークを駆使すると、写真の印象がガラッと変わってとても楽しめます。
秋だけではなく他の季節でも試してほしいテクニックです。

どんなフィルター使ったか、わかりますか?

覚えておきたいPLフィルターの能力

PLフィルターはデジタル時代でも強い存在意義があります。

いかにカメラの性能が向上しようとも画像処理を行おうとも、PLサーキュラーフィルターの効果は得られないと言われています。

この空の青さはPLフィルターなしには出せません。

空の色味や紅葉のコントラストがハッキリと出せ、水面の反射や映り込みをコントロールできます。

フィルター枠を回すだけで、映り込みをコントロールできます。

この通り、水中が見えます。ガラスの映り込みも低減できます。

買うと結構高いので、必要な時はレンタルがオススメ。

 

 

ノスタルトーンオレンジのゴーストで印象的に

Canon EOS R (105mm, f/4, 1/3200 sec, ISO200)
ノスタルトーン・オレンジ 77mm

最近のレンズは性能が高くカラーバランスが正確でゴーストがかなり抑制されています。

それに対しノスタルトーンオレンジを使えば、色温度の下った(アンバーがかった)夕暮れ風の世界観が得られ、なおかつゴーストが出やすく、「夕暮れ」や「秋」を強調して表現してくれます。

分かりやすくゴーストが出ます。こういう効果が得られる現行レンズは少ないです。

色味がアンバーがかることもさることながら、ソフトフォーカス効果も少しあり、黄変したオールドレンズ風効果が得られます。

「アニメのような」という触れ込みのように、印象的な世界観を表現できます。

 

ホワイトミストNo.1でオールドレンズ風味

Canon EOS R (105mm, f/4, 1/2500 sec, ISO200)
ホワイトミスト No.1 77mm

ホワイトミストの身上は、逆光で得られる盛大なフレアと解像感のほどよい低下です。

このフレアがホワイトミストの世界感

一般的なソフトフィルターより効果は弱めですが手軽にオールドレンズ風味が得られ、世界がすこし柔らかに写ります。

手前の葉の解像感が落ちて、明らかに柔らかな画つくりとなります。

解放F4の標準ズームレンズで使いましたが、キレの良すぎる現代の中望遠マクロレンズでポートレート撮影する場合、相性が良いかもしれません。

 

マスターすれば面白さ倍増、フィルターワーク

PLフィルターはカメラ入門者向け書籍にも「デジタルでも得られない効果が得られる」と記されており、表現に差をつけるなら試してみたいフィルターです。

一方、ノスタルトーンやホワイトミストは、現代の高性能化しすぎたレンズにクラシック風味を手軽に加えることができ、これらも表現の一手として魅力的です。

買うよりもずっと手軽に気軽に、レンタルでお試しください。

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